普通の男子高校生・多田光良と、一国の王女になる使命を持っていながら日本で光良に恋をしたテレサの行く末が気になるTVアニメ『多田くんは恋をしない』。いよいよ最終回へ向けて盛り上がりを見せるアニメから、テレサ・ワーグナー役の石見舞菜香のインタビューが、「アニメディア7月号」に掲載中。超!アニメディアでは、誌面では紹介しきれなかったロング版インタビューをお届けする。

――ご自身が演じるテレサについては、どんな印象をお持ちですか?

 すごくいい意味で子どもっぽいというか、無邪気で真っ白で、目に映るものすべてがキラキラして見えていそうな好奇心旺盛な女の子ですね。ラルセンブルクという国の女王になる使命を背負っていて、それに対する責任感も持っているけど、日常との切り替えもしっかりしている。自分の周りが見えていて、やさしい気づかいもできる。そんな女の子だと思います。

――ストーリーの進行と共にテレサの変化を感じたところはありますか?

 大きな変化は、やっぱり恋をしたところですかね。レインボー将軍という時代劇のキャラクターが好きで、レインボー将軍と共通点を感じる多田くんに日本で出会って、彼のことをいろいろ知っていくうちに好きになる。最初はただの純粋な女の子っていう感じだったのが、恋をすることによって葛藤が生まれたり、そういう内面的な変化を感じました。

――なかなか恋が進展しないテレサと多田くんの様子を、どう感じましたか?

 進展しない感じが逆にリアルだなと思いました。多田くんみたいなタイプは、恋を自覚するまでに1クールくらいかかっちゃうんだろうなと(笑)。そんなふたりの恋の結末がどうなるかはまだ分からないですが、いい関係値で終われたらいいなと思っています。

――では、周りのキャラクターたちの恋模様で気になるところは?

 私は(長谷川)日向子とピン先輩(杉本一)のメガネコンビが好きです! あそこが一番恋し合っているというか、ちゃんとお互いに矢印が向いているはずなのに、ピン先輩は気づかないじゃないですか。そこがじれったいけど微笑ましいですよね。平和というか、幸せな関係性だなと思います。あと、(多田)ゆいちゃんと山下くんの回(7話)は泣けました。あそこは双方が同じ意味で切ないというか、山下くんには絶対に振り向いてもらえない年上の人がいて、ゆいちゃんも山下くんにそう感じていて……。伊集院くんは恋しているんですかね?(笑) 周りの恋模様のほうが濃すぎて気になりますけど、みんなに幸せになってほしいから、それぞれの行く末も見てみたいなと思います。

――ちなみに、男性キャラクターのなかで石見さんの注目のキャラクターは?

 やっぱり多田くんですかね。現実にいても違和感がなさそうな印象がありますし、男性キャラのなかでは一番好きです。シャルルも素敵ですけど、彼は“美しいもの”として眺めていたいかなと。テレサは手の甲にキスなんてされちゃいますけど、自分に置き換えると、彼の愛情はちょっと荷が重そうで……(笑)。だから、最終的に生涯を共にすることを考えたら多田くんです! 彼は自分のことをあまり話さないから、いろいろ知りたくなっちゃいそうです。

――多田くんの感情表現が少ないところは気になりませんか?

 でも、ちょっとしたときに表情が変わったりして、意外と感情が出ることもあるんですよ。あと、目がやさしくて声もいいですし(笑)素敵だなって思いますね。山下くんは1年前の私なら好きだったかもしれません。年を重ねるごとに好みって変わりますけど、自分が10代だったらキュンとくるのは山下くんで、クラスにいてほしいのは盛り上げてくれそうな伊集院くんです。ピン先輩は、たまにサラッと見せるイケメンな態度にキュンとくるので、自分が日向子だったら好きになりますね。ピン先輩は日向子のことをHINAだとは思っていませんけど、あんなにまっすぐに好意を持たれることってないじゃないですか。ただ、やっぱり私はテレサの立場なので、一番は多田くんかなと。老後も一緒に過ごしたいです(笑)。

――ここまでのエピソードを振り返ってみて、お好きなシーンは?

 それぞれのキャラクターに担当回があるので選びきれないですけど、テレサ的には多田くんと夜空を見たシーンですね(8話)。あそこはテレサが本音で多田くんと向き合っているし、映像も美しかったんですよ。収録前の映像にすでに音楽が入っていて、チェックしたとき「これは絶対に素敵なシーンだ」と感じたので、すごく印象に残っています。あとは、ゆいちゃんが山下くんへの気持ちに区切りをつけるところでの大泣きのシーンとか(7話)、多田くんの両親の命日に『伊集院薫ショー』を開いてくれる伊集院くんとか(5話)、ピン先輩の残念なファッションセンスとか(4話)……いっぱいありすぎます!

――石見さんはED曲「ラブソング」も担当されていますが、曲についてはどんな印象をお持ちですか?

 歌詞から切ない展開が想像できたというか、かなわない恋の予感を感じました。歌を録ったのはアニメの収録前だったので、ストーリーの詳しい内容はわかりませんでしたけど、テレサの気持ちになって、多田くんのことを思い浮かべながら歌いましたね。でも「あまり切ない感じにしすぎないでください」というディレクションをいただいたので、子守歌をささやくような穏やかな雰囲気を意識しました。テレサの恋は悲しいだけじゃなく、楽しかったこともいっぱいあっただろうなってイメージしながら……。原曲があるカバーソングですけど、作品にピッタリな曲ですよね。シリーズの前半はコミカルな展開でしたけど、後半はシリアスになっていくので、ラスト近くではきっと涙なしには見られないEDになるんじゃないかと思います。

――では、クライマックスの見どころをお聞かせください。

 今までいろんなキャラクターの恋が描かれてきましたけど、最後はテレサと多田くんの“大きな決断”を見届けていただけたらなと思います。そして、まわりのみんなの気持ちも、それぞれどう収まっていくのかにも注目していただきたいですね。「切ない展開をお楽しみに!」という感じですけど“大きな決断”がひとつの見どころです。

――そんなラストのテレサを、どんな気持ちで演じていきたいですか?

 オーディション用の台本に、ラストシーンに近いところのセリフがすでにあったんですよ。だから、きっとこんな感じで終わるんじゃないかなという予想はありました。そこに向けて、明るいだけのテレサじゃなく、女王としての責任を持ったテレサもきちんと演じていきたいですね。自分の恋心と責任感の間で葛藤するシーンはセリフがとても素敵なので、そこをより魅力的に演じられたらと思っています。

――最後に、アニメディア読者へのメッセージをお願いします。

 『多田くんは恋をしない』をご覧いただきましてありがとうございます。終盤になるにつれて切ないシーンが増え、キャラクターの繊細な感情の動きが見えてくると思うので、そういうところにも注目してください。そして、多田君とテレサの葛藤の末の決断を見ていただけたらと思うので、最後まで応援よろしくお願いします。

PROFILE
【いわみ・まなか】4月30日生まれ。埼玉県出身。プロ・フィット所属。主な出演作は『クジラの子らは砂上に歌う』リコス役、『ゲーマーズ!』星ノ守千秋役など。

取材・文/株田馨(アイプランニング)


<TVアニメ『多田くんは恋をしない 』情報>
   
◆放送情報 
毎週木曜 夜 9 時 00 分〜 
─ リピート放送 ─ 
毎週土曜 午後 1 時 00 分〜 
毎週日曜 朝 8 時 30 分〜 
毎週水曜 朝 5 時 00 分〜
TOKYO MX毎週木曜 夜 10 時 00 分〜 
テレビ愛知毎週木曜 深夜 2 時 35 分〜 
KBS京都 毎週木曜 深夜 1 時 00 分〜 
サンテレビ 毎週木曜 深夜 0 時 00 分〜 
TVQ九州放送 毎週木曜 深夜 3 時 00 分〜 
BS11毎週木曜 夜 11 時 00 分〜

◆イントロダクション 
数々の話題作を手がけてきたアニメスタジオ・動画工房が贈る一生に一度の《恋》を描いたオリジナルTVアニメ「多田くんは恋をしない」がついに動き出す!監督に山﨑みつえ、シリーズ構成・脚本に中村能子、キャラクターデザイン・総作画監督に谷口淳一郎と、大ヒットを記録したTVアニメ「月刊少女野崎くん」を手掛けたメインスタッフが再集結!さらに「NEWGAME!」シリーズの監督を務めた藤原佳幸やキャラクターデザインを担当した菊池愛、「ゆるゆり」シリーズのキャラクターデザインを手掛けた中島千明、「同級生」に美術監督として携わった中村千恵子など、人気タイトルを手掛けた実力派クリエイターたちも多数参加!まだ《恋》を知らない少年と少女を中心に繰り広げられる笑って泣けるドタバタラブコメディが今、幕を開ける!

◆ストーリー 
カメラを手に、満開の桜の写真を撮りにきていた多田光良(ただ・みつよし)は、異国から日本にやってきたばかりだという少女・テレサに出会う。ヨーロッパのラルセンブルクという国から日本に留学にやってきたテレサは、日本に着いて早々に、一緒に日本にやってきた連れとはぐれてしまい、迷子になっていた。成り行きからテレサを助けることになった光良は、祖父が営んでいる多田珈琲店へとテレサを連れていくのだが……。 

◆スタッフ 
監督:山﨑みつえ「マジきゅんっ!ルネッサンス」「月刊少女野崎くん」  
シリーズ構成・脚本:中村能子「SUPER LOVERS」「月刊少女野崎くん」  
キャラクターデザイン・総作画監督:谷口淳一郎「刀剣乱舞-花丸-」「月刊少女野崎くん」  
副監督:藤原佳幸「NEW GAME!」「未確認で進行形」  
サブキャラクターデザイン:菊池愛「NEW GAME!」「未確認で進行形」  
プロップデザイン:中島千明「プラスティック・メモリーズ」「ゆるゆり」  
美術監督:中村千恵子「同級生」「輪るピングドラム」  
色彩設計:石黒けい「NEW GAME!」「月刊少女野崎くん」  
  伊藤裕香「NEW GAME!!」「三者三葉」  
撮影監督:伊藤邦彦「刀剣乱舞-花丸-」「月刊少女野崎くん」  
編集:武宮むつみ「マジきゅんっ!ルネッサンス」「月刊少女野崎くん」  
音楽:橋本由香利「おそ松さん」「月刊少女野崎くん」  
音響監督:土屋雅紀「NEW GAME!」「未確認で進行形」  
音響効果:白石唯果(いいな)「月刊少女野崎くん」「夏雪ランデブー」  
アニメーション制作:動画工房「刀剣乱舞-花丸-」「月刊少女野崎くん」  
製作:「多田くんは恋をしない」製作委員会

◆キャスト 
多田光良:中村悠一 
テレサ・ワーグナー:石見舞菜香  
伊集院薫:宮野真守 
アレクサンドラ・マグリット:下地紫野  
杉本一:梅原裕一郎 
長谷川日向子:石上静香  
山下研太郎:下野紘 
多田ゆい:水瀬いのり

公式サイト
http://tadakoi.tv/

公式Twitter 
@tadakoi_anime

©TADAKOI PARTNERS



(出典 news.nicovideo.jp)


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